東京都港区の運送会社 精密機械輸送、梱包、倉庫保管など

当社　創業者　河合造酒之助は、明治35年10月15日　南多摩郡忠生村図師(現在の東京都町田市図師町)父河合熊蔵、母テルの次男として生まれました。生家は、代々続いている屋号「東屋」として村では知られた酒屋であった。祖父熊蔵は父を将来酒造りの道に進ませたかったのか、「造酒之助」と名付けた。しかし成長した父を名とは無縁な酒の嫌いな青年であった。祖父の反対を押し切り、株の取引で成功した叔父を頼って上京した。

昭和15年家族を連れ現在の中国黒龍江省(旧満州)に渡りました。更に蒙彊(現同国河北省)張家口へ移り株式会社三井物産に勤務中、大東亜戦争が終戦を迎えた。昭和22年東京都港区に事務所を開き、間もなく同芝金杉浜町に移り運送業を始めた、GHQの財閥解体の命令により株式会社三井物産は分社化した。その一つの運輸部門は太陽商社として発足した。

同社の委託を受けて日本が戦時中占領地から略奪した諸機械、自動車等を返還する業務を同社より受託し正運社の基礎を築いた。堅物の父は、正しく誠実に生きることをモット−とした創業者は「正しく運ばせて頂く」ということから社名を「正運社」とした。以後数十年間ほとんど休むこともなく幾多の困難を困難を乗り越え、生涯現役として社業発展のため尽力し続けた。時は、平成の世この世を去った。行年77歳であった。